企業理念

当社は、水力という再生可能でクリーンなエネルギーを活用し、環境と調和した安全で安定した電力を供給する事業を通じて、地域社会の発展並びに持続可能な低炭素社会の実現に貢献していくことを基本とする。

社長メッセージ

当社は「華厳の滝」で有名な中禅寺湖から流れ落ちる水を利用して水力発電を行っている会社です。
その歴史は古く、足尾銅山の発展と日光電気精銅所の建設に伴い、明治39年に2,000kWの水力発電所を建設したのが始まりです。現在は、上流から順に馬道、背戸山、細尾、上の代の4発電所で発電機7台を所有し、総認可出力30,060kWの発電を行っております。

平成15年9月に会社分割・組織改変を経て古河電気工業株式会社の傘下(100%出資)となり、社名を「古河日光発電株式会社」といたしました。古河グループへの電力供給のほか東京電力エナジーパートナー株式会社や新電力事業者にも供給しております。
雄大な日光国立公園の大自然の中で創業百有余年が経過し、時代の変革と共に幾多の困難もありましたが、地域の電力供給を守る責任感を持って操業を続けてきました。
地球温暖化防止が叫ばれ、国を挙げて二酸化炭素排出削減に取り組む中、 東日本大震災による原子力発電所の事故により、国のエネルギー政策の見直しが進められている状況において、水力発電は二酸化炭素を排出しない人にも地球にもやさしい安定した純国産エネルギーとして注目されています。

当社の発電所は、中禅寺湖の潤沢な水源と華厳の滝など急峻な地形の利を最大限に利用して、流れ込み式水力発電としては全国で有数の高い設備利用率を誇る発電所です。
これからも、連綿と築いてきた水力発電技術を確実に継承し、保安の確保に万全を期し、安定操業・安定供給による確固たる事業継続に取組み、地域並びに持続可能な社会の発展に益々貢献できる会社を目指してまいります。

代表取締役 佐鳥 達夫